先が読めないのではなく、 先を読むための不断の努力を

ビジネスデザイナーとして活躍するファニークLLC 中田代表は「先が読めない時代のビジネスデザインとは?」という課題にそう答える。更に続けて「変化が早いのではなく、自ら変化を創りだしていない。定石が通用しないのではなく、そもそも定石なんて存在しない。」と語る。
確かに、いつの時代も、聴こえのいいコトバで誤魔化そうとするヒトは一定数存在する。私たちはいつから【時代】という思考停止ワードに頼るようになったのだろう。そういう思考停止に陥った人は「先が読めない時代になった。」「変化が早い時代になった。」「定石が通用しない時代になった。」と自分ではなく時代や人のせいにしてはいないだろうか?
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今までどおりのやり方を疑わずにやり続けていれば、 大抵のことはうまくいく?

「今までどおりのやり方を疑わずにやり続けていれば、大抵のことはうまくいく」なんてことは、冷静になって考えれば間違っている。しかしいつの間にか成長することを忘れ、前回踏襲型というのが染みついてはいないか? また流行り言葉を鵜呑みにして本質を見極めていない状態になっていないか?デジタルやテクノロジーを使いこなせばうまくいくと勘違いし、事業の本質を見失ってしまっていないだろうか?現場で起こっている変化を目の当たりにせず、整備された会議室で議論しただけで、重要な意思決定を行っていないだろうか?手段が目的化してしまい、本質的な議論を疎かにしたまま手段ばかり講じてしまう。こういった現象は大企業では特に陥りやすいが、中小企業も例外ではない。特に2020年、2021年はコロナという全く想定外のアクシデントが容赦なく現業を遅い、変化を余儀なくされた企業や業種も少なくない。
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ビジネスをデザイン

よく考えてみてほしい。「わたしたちは何のためにこの事業に取り組むのだろう?」「わたしたちはどんな未来を描きたいのだろう?」「わたしたちはどこへ行くのだろう?」自分のことです。自分の会社のことです。そんな”問い”に答えを見つけることこそ、ビジネスデザインの原点だと考える。インナーブランディングを行ううえで、企業が目指すべき指針が必要不可欠である。言い換えれば、企業が進むべき方向性を示す“北極星”。
夢や志ある世界中の中小企業やベンチャー、スタートアップといった経営者を全力で支援したい。
中田 晃博 |ビジネスデザイナー

中田 晃博 |ビジネスデザイナー

中小機構四国本部アドバイザー、公益社団法人日本パブリックリレーション協会認定 PRプランナー、一般社団法人ウェブ解析士協会認定 ウェブ解析士

電通西日本にて18年勤務。これまで主に中四国・近畿圏の企業に対し、ビジネスデザイナーとしてマーケティングやブランディング、コミュニケーションデザインのプランニングを行い数々の事業成長に貢献、成功に導く。2018年ファニーク創業。

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