YouTube広告の種類

【ギモン】YouTube広告にはどんな種類があるの?

YouTube広告は、大きく分けて4つの種類があります。

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◾️YouTube TrueView広告(5秒スキップ)
動画を見ているときに、右下のほうにカウンターが出てきて、5秒経ったら広告をスキップできるタイプ。目にすることが多く、一番スタンダードなものです。

◾️YouTube15秒 ノンスキップ
最近、高く評価されていて私自身もおすすめしているのが15秒ノンスキップです。広告をスキップすることができず、本編は広告が終わってからでないと見ることができません。

◾️YouTube6秒 ノンスキップ(バンパー広告)
素材が6秒で15秒ノンスキップと同様に、本編は広告が終わってからでないと開始できません。例えば、ブランド名だけ、社名だけ覚えてほしいなど一言メッセージを伝えたいというときは6秒で十分です。

上記3つはテレビCMにかなり近く、強制的に動画を見てもらって社名やブレンド名、商品名などを覚えてもらうために利用するタイプになります


◾️動画インフィード(旧YouTubeディスカバリー広告)
YouTube上でユーザーが見たいものを探しているときに興味のある動画を表示する広告です。YouTubeのホームや検索結果、動画視聴中におすすめ動画のサムネイルが出てきて、小さく「広告」と書いてあるものがこのタイプ。広告自体はサムネイルになるため、静止画です。広告と書いてある動画をタップすると本編が始まります。

次のブロックで、それぞれをさらに詳しく説明します。

YouTube TrueView広告(5秒スキップ)

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このタイプは強制視聴部分が5秒で、その後、途中でスキップされた場合は課金されません。30秒以上ある動画であれば、30秒地点で動画を見たとカウントされて課金される仕組みです。視聴課金になりますが、動画自体は長くても構いません。

長尺の動画を見てもらうために利用もできますが、最後まで見てくれる割合は30%ぐらい、残りの70%はスキップされていると言われています。冒頭の5秒が強制視聴となっているため、はじめの5秒で何の広告かはっきりわかるものになっているかが大事です。冒頭の5秒で何の広告かわかるものになっていれば、たとえスキップされたとしても、きちんとメッセージを伝えることができます。

◾️YouTube15秒 ノンスキップ

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このタイプの広告は飛ばすことができないので、CMで言いたいことをしっかり伝えることができます。15秒のテレビCMの素材を、そのままYouTubeでも使うことができるといった利点があります。

ただ、視聴数にカウントされないため注意が必要です。15秒のCM素材をYouTubeチャンネルにあげて広告しても、再生回数は増えませんが、15秒の広告はノンスキップで表示されます。

また、単価も0.6円〜0.8円と6秒ノンスキップと同じくらいの安い単価で展開できるため、15秒素材がある場合はこちらが断然おすすめです。

YouTube6秒 ノンスキップ(バンパー広告)

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単価が安く、1回の視聴単価が0.6円〜0.8円。6秒しっかり見てもらうことができ、同じ予算を投入してもより多くの人に伝えることができるため、このタイプの広告は定着しています。

ただ、動画の素材をテレビCMを中心に作っているケースでは、6秒の動画CMを作っていない場合が多々あります。そのため、素材がないことを理由に断念しているケースもよくあるため、CMを制作する際に6秒動画も作っておくといいでしょう。

動画インフィード(旧YouTubeディスカバリー広告)

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YouTubeチャンネルを運営していて、動画を制作して公開しているけれどなかなか視聴してもらえないときや、制作した動画をじっくり見てもらいたいといった場合に、このタイプの広告がおすすめです。

視聴単価は6円〜12円。動画が視聴されたと判断されたときに視聴課金されます。だいたい1視聴10円くらいかかると思っておくといいでしょう。たとえば、3万円の予算をかけた場合、3,000回視聴があるという概算です。見てもらいたい動画をアップ後、再生回数が伸び悩んでいるといったときに、数万円かけることで視聴回数を増やすことができます。

自分の興味のある動画を見つけて視聴するこのタイプは、動画に対するユーザーの視聴態度や積極性が他の広告とは異なります。そのため、住宅メーカーのルームツアーのように見せたいものを、じっくりと見てもらいたい場合などは、このタイプが向いています。

また、このタイプでは動画がどこで見飽きてしまい、やめているのかをYouTubeのアナリティクスで分析し、検証していくことも大事なポイントになります。

【ここが大事!】YouTube広告を出すときは目的に合ったタイプをきちんと選ぶこと!

YouTube広告に求められていることは、大きく二つあります。

一つは、テレビCMに求められていることと同様に「認知」。
たとえば、広島では民放は4局ですが、大阪・東京といった大都市では5局あります。テレビでYouTubeが見られるようになってきている環境を考えると、YouTubeが「第6の民放」という言い方もできます。広く認知を得ようと思った場合、すべての局に満遍なくテレビCMを出す方がいいと考えるのが自然です。そのため、第6の民放とも言えるYouTubeに予算を割いて認知を獲得していこうというのが、テレビを中心としたマーケティング活動の中におけるYouTubeの在り方です。認知が目的の場合は、TrueViewやノンスキップのタイプの活用を考えます。

もう一つは、動画をしっかり見てもらうことによって、企業が行う活動への「理解」。
これについては、価値ある動画を提供し、しっかり見てもらう人を増やすための広告である動画インフィードがその役割を担っています。

いずれにしても、伝えたいことがちゃんと伝わる動画を作って、伝えたいメッセージを能動的に見てもらう仕掛けが大事です。

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