X(旧witter)について知りたい

【ギモン】ユーザーの割合はどのようになっている?

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◾️20代を中心に若い世代のユーザーが多いが、全年代的に使われているメディア
総務省の令和4年度「情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の「主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率」を見ると、Xは全年代的メディアと言えますが、利用率で見ると20代の割合が特に高く、10代もかなり使っていることがわかります。そのため、若い世代をターゲティングしてXで訴求することは多いです。
しかし、一方でXは政治家や政府関係による発信も多く、決して若い人ばかりが利用しているメディアではありません。

【ギモン】X(旧Twitter)はどんなところがいいところ?

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◾️今起きている「リアルタイム性」、情報伝達の「スピード性」
「今何が起きているのか」というようなリアルタイム性や瞬時に多くの人に広まっていくスピード感は他のSNSにはない大きな特徴です。

◾️興味関心を同じくする人がつながる
例えば、仕事で使っているソフトの最新のアップデート情報を企業の公式アカウントの発信で入手するなど、興味や関心のあることでつながることで有益な情報を得ることができます。

◾️あらゆる種類の情報を知ることができる
ニュースをはじめ、スポーツの盛り上がりなどを知ることができます。

【ギモン】最近、仕様変更が多い気がするのですが、知っておいたほうがいい機能はありますか?

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◾️これまで無料だった「Xプレミアム(旧Twitter BLUE)」が有料に

これまで、ブルーマークは有名人や公的機関などにつけていました。このアカウントが本物かどうかを識別するものとなっていて費用は一切かかっていませんでした。しかし、2023年に入って月額約1,000円を払えば「Xプレミアム(旧Twitter BLUE)」を認証するカタチになったのが大きな変更点です。

◾️「Xプレミアム」でないと広告が実施できない
広告の分野にも影響は大きく、認証アカウント「Xプレミアム」でないと広告が実施できない仕様となりました。今まではXのアカウントがあれば広告を出稿できたのですが、現在は「Xプレミアム」でなければできません。また、今、動かしている広告も月間約10万円使っていない場合は、これ以後は広告できないことになり、突然、広告が止まってしまうことに。そのため、企業側も「Xプレミアム」にするかどうかの選択を迫られました。企業側としては、有料アカウントになってまでXをする必要性があるのかといったことや、月額料金がクレジットカードから引き落としになるため、従業員が会社のクレジットカードを簡単に使える環境にないということもあり、多くの企業で認証アカウントになっていないのが現状です。一方で、これまで高額な広告出稿をしてきた企業には優遇措置がされており、広告主を表す「Gold」の認証マークがついています。

【ギモン】炎上がこわいです。企業の炎上対策として、どんなことをしておけばいいですか?

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◾️X=炎上ではない
不祥事が仮に起こったとき、Xの公式アカウントがあるかなしに関わらず炎上します。X=炎上ではなく、問題は火種です。火種となる不祥事、不適切発言は、インターネットツールがない時代ではもみ消せたり、明るみにならなかったのかもしれません。しかしながら、Xなどの登場で情報機関でないところでも発信できるようになり、一気に広まる時代となりました。

◾️公式アカウントからのポスト自体に問題がある場合はすぐに謝る
企業の公式アカウントから発信したポスト(旧ツイート)の中身自体に問題がある場合は、火種はポスト(旧ツイート)にあります。
この例で多いのが社員による誤投稿です。社員が発信するときに、個人のアカウントと企業のアカウントを間違えて個人の発信を企業のアカウントで発信してしまったということはよくあります。こういった場合は、すぐに謝るしか手立てはありません。
◾️あらかじめ炎上の事例学習をする
企業が取れる対策としてどんなことができるのかと言えば、企業アカウントの運用に関わる人全員にあらかじめ炎上の事例学習をしておくことです。例えば、言葉の使い方や問題のない内容の投稿であっても投稿する日によっては炎上を招くことがあるなど、さまざまな事例を学んでおくことがとても重要です。

◾️迅速な情報把握をする仕組みを整えておく
もう一つ大切なのは、迅速な情報把握をする仕組みです。突然、自社のアカウントが盛り上がっている場合、それをお知らせするツールもあります。そういったものを使って、関係者全員が把握するというのも大事です。他にも、投稿する内容を一人で決めるのではなく、複数のスタッフでチェックするのも有効です。

【ギモン】Xはフォロワーやユーザーとのコミュニケーションが盛んな気がするのですが、 企業が運用するときに気をつけたほうがいいことは?

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◾️モーメントをとらえる!
モーメントをとらえるとは、「◯月◯日は何の日」というような記念日やイベントなどの瞬間に発信することです。例えば、2月22日の「猫の日」には、猫の写真を付けて投稿するなど、猫の話題で盛り上がっています。Xでは「モーメントカレンダー」を誰でもダウンロードできるようにしているため、企業アカウントに携わる人にはぜひ活用してもらいたいです。そして、その内容によって、ポジティブに捉えるのか、慎重になったほうがいいのかを見極めることが大事になってきます。モーメントをとらえる投稿は、企業の認知度を高めることができます。

そのほかでは、
◾️会社情報の投稿に偏りすぎない
会社の商品やサービスに関わってなくても、企業の姿勢を表す投稿をするなど幅を持たせましょう。

◾️キャラ設定がブレすぎない

◾️ネガティブや時事ネタに踏み込み過ぎない
ネガティブなことに触れるのは避けましょう。企業アカウントで政治的な内容に触れることもおすすめしません。

◾️投稿頻度を決める
投稿したりしなかったりするのではなく、定期的に投稿するようにしましょう。

◾️内容のチェック体制(思わぬ誤解、表現など)
投稿は企業のオフィシャル発言と捉えられます。投稿する前に内容を複数人にチェックしてもらうようにしましょう。

◾️エンゲージメント(反応)を高める工夫
アンケート機能を使ったり、「リポストしてくれたらうれしいです」といった一言を添えるだけで反応が出ることがあるので、投稿内容に合わせて取り入れてみましょう。
【ここがポイント!】
PDCA
狙いがあって、その狙い通りに反応が出ているかをチェックし、反省を踏まえた上でのアクションが大事になってきます。そのため、日頃からPDCA意識を持っておくことが大切です。この意識があれば、投稿する人も楽しくなります。
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