肥満は世界全体で増え続けており、国際的にも重要なテーマのひとつになっている。
この問題の改善に一役担うとして注目されているのが希少糖だ。
一体なぜだろうか?

砂糖に代わる太らない砂糖?希少糖とは?

希少糖とは、ブドウ糖等と同じ糖の一種だが、
希少という名の通り、自然界にわずかしか存在しない糖である。
見た目は一般的な砂糖と同じように見え、
甘さも砂糖と大きく変わらないが、カロリーは全く違う。
普通の砂糖が1g=4kcalなのに対し、希少糖は1g=0.4kcalとわずか10分の1。
また、血糖値の上昇を抑制するなどの機能が報告されている。

希少糖は香川大学が発祥の地と言われている。
大学敷地内の土から、希少糖に変換させる酵素を持つ微生物が発見され、
この微生物により変換されてアルロースという種類の希少糖になる。
50種類ほどある希少糖のひとつがアルロースだ。
果物に含まれる果糖に、微生物が作り出す酵素を反応させて作る。
自然由来の甘味料で、しかもカロリーがほとんどないため太りにくいという特徴がある。
この自然由来の糖というのが、人工甘味料との一番の違いでもある。

良いことづくしの希少糖、なぜ普及しない?

周囲には、希少糖の名前すら聞いたことのない人ばかりではないだろうか。
砂糖のように甘いのに低カロリー、低GI値と良いことづくしの希少糖なのに
なぜ知られていないのか?

普及する上での課題ともいえるのがコスト問題だ。
生産過程でのコストがかかるため、砂糖と比べて販売価格が高くなってしまう。
どんな製品でも販売規模の拡大によるメリットがあり、
時間をかければアルロースの値段も下がると言われている。

希少糖を扱う会社が最近、肥満大国であるメキシコに工場を作り
肥満事情改善への貢献を目指している。

効果が証明されれば広く普及するのも時間の問題だろう。

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