弊社代表 山口ユウジが今もつづける新入社員教育  その中でのお話を掲載します。

利益・利益率について考えよう

 (281)

利益・利益率、この言葉の意味はわかりますね?
企業は利益を上げてなんぼの会社ですよね。
民間企業というのは利益あげてなんぼなんです。
利益がない、いらないっていうのはボランティアとかNPO法人だけ。
基本的に「株式会社」というのは利益追求型です。
頭ではわかっているし、そんなこと今更言われなくてもわかっていると言いたいかと思いますが、まず根本的な説明をしたいと思います。

売上高=利益ではない

Mさんはラテ配属でしたね、例えばタイムで月額50万なり100万のものが決まりました、するとそれが100万円の仕事という意識でいますね。ですが、これはあくまでも売上高が100万円という話です。
売上ではなく売・上・高。
  M:売上高ってなんですか?
売上高ってなんでしょう、ハイ。Mさん、学生の頃アルバイトは何をしていましたか?
  M:レンタカー屋です。
わかりやすいですね、レンタカー屋。ではレンタカー屋で例えてみましょう。
1日レンタルで5,400円、1日あたり平均20人だと1日の売り上げは108,000円。これが売上高です。108,000円の商売が一日で成り立ちましたね。でも、もともとレンタカー屋さんって、車を仕入れて買ったり、Mさんの給料を払ったり、設備費として家賃・土地代・電気代・水道代、トイレでも水道代がかかって、PC等の備品代もかかります。
108,000円の中から出ていくものがあるんですよね。10万の売り上げがあっても儲かるのかな?例えば、108,000円の売上を出すのにかかるお金が120,000円だったとしたら?
  M:赤字です。
そうです。そのとおりです。原価わかります?仕入れにかかったお金。ガソリン代や人件費、家賃、何かしらかかるじゃないですか。
N君は何してた?
  N:お好み焼き屋です。
お好み焼き屋さんの話に変えて説明しましょう。
これは一日というより一食。一食いくらぐらいでした?
  N:900円くらいです。
1枚1,000円としよう。高いよなあ。家で作ったらいくらで作れる?
  M:200円。
キャベツと卵、粉、肉…その他。これが200円でいけるのかわからんが、200円でいいわ。200円だとしたら、1枚あたりの原価がコレ!200円で作れるものを1,000円で売っています。
  M:高いー
本当に高いかな?これは材料の原価だから。そのお店は?どこのどんなお店で何席あるか、そのお店にも家賃があってバイトが何人いて、そこにもかかってくるよね。材料だけなら200円だけど、1,000円で売るためにいろいろかかるよね。あと食品ロスもある。一食作るのにキャベツは4分の1もあれば十分ですよね。1日1人しかお客さんが来なくて、1,000円しか売上がなかった。キャベツ1個仕入れたけど残りの4分の3どうする?廃棄ですね、食品ロスです。200円のつもりだったけど300円だったってことになっちゃうよね。こんなふうに、全然売れなかったから思ったより原価が上がりましたってこともある。そういうことです。
お好み焼き一食の注文で、一緒にジュースとかお飲み物どうですかって単価上げに走るんだけど「いや、水でいい」と言われ1,000円のみ。原価200円+設備のなんだかんだかかっていたら本当に儲かっているのか、何人お客が来て儲かるところに乗っかるのかと考えるのが経営なんです。それが売上高。この例でいうと1,000円が売上高です。要は、1,000円売り上げた!万歳!って喜んでても、原価がまだだよね。実際に、これは確実に儲かったよと言えるものが利益ですね。この場合は800円の利益が出ますね。
これを広告会社の商売に替えましょう。
TVのタイムが100万円で決まりました!おめでとうございます!売上高が?
  M:100万円。
はい、原価は?
  M:原価は…仮に80万円。
そう、仮に利益率が20%だとしたら80万円TV局に支払うわけですね。ということは君の実質の仕事は20万円ということ、そこがとても大事なんです。100万円の仕事をして、100万円儲かったような気分になっていて、よくよく考えたら支払っているものを差し引いたら儲かってないじゃん、という話がゴロゴロあるよということですね。売上があって原価があります。
食品だと原価率は非常に低いです。20%ぐらいだったりします。それでも食品ロスや設備費があるから、経営として儲かるかは別問題になるんですね。でもロスもあったり、運んでくる運搬費だったりを考えたらそれも儲かるのかどうかわからないというのが世の中の経済です。

関連する記事

関連するキーワード

著者

この記事へのコメント

コメントはまだありません

コメントを書く